木彫の立体、レリーフ作品を
紹介します。
1995年以降から
近年に至るまで20数年間に
わたっての制作されたものです。
祈りのかたち
神仏像の制作、修復やそれぞれの方に
相応しい自分らしい祭事道具の提案を
行なっていきたいと考えてます。
ガラス作品
香炉や陶板、レリーフ、霊獣動物、
干支の頭像や鉢の陶器を
制作しています。
住宅用、店舗用の大型のものから
インテリア雑貨、照明、小物雑貨などを
製造、販売しています。
注文制作も随時、受け付けています。
島崎弥佳子X Studio Bacchi
ガラス作家の島崎弥佳子さんとスタジオバチで
コラボ作品を作っていきます。
お互いの制作スタイルを混ぜ合わせながら
新しいガラスの表現を試みていきます。
乞うご期待ください。
略歴、展覧会文章、
作品の説明文などを
紹介します。
お問い合わせ
上記がスタジオバチのメールアドレス
返礼品のご案内
スタジオバチ商品券を返礼品として選択して頂きますとスタジオバチの商品と交換可能になります。
お知らせ
8月にwixのオンラインショップを閉鎖しましたが
10月17日にオンラインショップをストアーズで開設しました。
今後、商品数を増やして充実させていきますね。
ホームページ上で気に入った商品がありましたら、お気軽にメールや電話でお問い合わせください。
オンラインショップで販売されてない商品も銀行振り込みで御対応させていただきます。
お手数おかけしますがよろしくお願いします。
出来る限り満足して頂けるご対応を心がけます。
スタジオバチ オンラインショップ
スタジオバチギャラリー hakkoukon(八光魂)ギャラリー
陶器とステンドグラスのギャラリーを2020年4月4日に
オープンしました。
白と紅と紺とでそれぞれがシンボルカラーとなった展示スペースです。
紅(あか)はステンドグラス、紺(あお)は陶器、白は祭事用の器や灯台、水入れ、香炉などを展示、販売しています。
こちらは予約制のギャラリーです。メールとお電話にて予約をして頂きましてお越しいただくことになります。
お気軽にお声かけください。
スタジオバチの品が筑紫野市のふるさと納税の返礼品としてお届けすることが出来ます。
筑紫野市の返礼品リストに掲載された商品をご覧ください。
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Studio Bacchi スタジオバチギャラリー
〒818-0011 福岡県筑紫野市大字阿志岐1785-1
TEL:092-929-2343
E-mail:yahiroshin@csf.ne.jp
営業時間:11時~16時(予約制)
駐車場:約5台
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●スタジオバチとは?
スタジオバチでは生活の中のアートをコンセプトに心に機能するマインドウェアを制作販売しています。
スタジオバチのステンドグラス、香炉や灯台、水入れなどの陶器は、「使う」と「鑑賞する」を同時に満たすことができます。
ガラス通して太陽の光を感じたり、陶器の色や形、紋様を通して、物自体に潜む内なる光や力を感じたり、普段の日常生活では私たちを取り巻く自然の力や人間本来が持つ創造性や精神エネルギーを感じる機会はあまりありません。
ですが、生活の中にアートを少し取り入れることによって日常の意識が変化してゆくのです。
文化とは生命活動であると私は考えます。
人間の生命活動の中にはスタジオバチが提案する根源的なデザインのエネルギーが必要なのかもしれません。
https://www.furusato-tax.jp/city/product/40217?category_id[]=34&incsoldout=1
スタジオバチ オンラインショップ
Studio Bacchi https://studiobacchi.stores.jp
スタジオバチ Studiobachi Instagram
https://www.instagram.com/studiobachi/
ヤヒロドノ 八尋殿 ブログ
久留米まちなか美術館
2024年 9月26日(火曜日)~11月30日(土曜日)
今年で13回目の恒例のアートイベントのまちなか美術館に
参加しています。
私自身のギャラリーアールグレイでの展示は11/20~30日までとなります。
展示内容としては八尋晋名での彫刻作品や陶器やガラスの素材による
表現としてのスタジオバチブランド。
今回のアールグレイでは5年程前から新しい表現を実験的に試みている数名の
コラボレーション作家の中から
8ASK というユニット名の八尋 eito 恵さんとのコラボ作品を展示します。
それぞれの得意とする素材や表現が八尋 eito 恵さんは布とドローイング。
僕はガラスと陶器と木の立体造形になりますので
それらが構成された8ASKの世界観を楽しんでください。
沢山の作家さんがこの美術展に参加して独自の表現で久留米の街の風や光や人
と呼応して久留米の土地のエネルギーと共振する空気感を体験してください。
久留米まちなか美術館 アールグレイ
アールグレイでは数年前からコラボレーション作品の制作を
行ってきた福岡のアーティストの八尋eito恵さんとの作品も展示します。
コンセプト文が以下のものです。
「First of all」8ASK
先ず初めに。8ASKです。
8ASKは「ヤスク」とよみます。
8ASKは美術家八尋晋と八尋eito恵のユニットです。
8ASKは「八=8」「尋ねる=ASK」です。
各自が個別に追求してきたテーマが近いため、これまでの延長線上において、
一人では難しいプロジェクトを二人で協力して達成できる可能性があると考え、
ユニットを結成することになりました。
「8尋ね」ていきます。
今までも色々な作家さんとコラボをする機会があったのすが、手法としては他の作家と共通する手法でもあります。
お互いが作品に交互に手を加えながら複数回、作品交換して徐々に完成させていくという手法です。
クアドロプルチャートというタイトルの作品ではこの作業を形式化して4つのパターンのベースに4回の交互に手を加える工程を作るという制作方法です。それが無限に増殖していく感じです。8のインフィニティですね。
8ASK
「SEVEN SENSES」2024年
【読み方】セブンセンシズ
【意味】視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚の五感、霊感や超能力などの第六感を超えた先にある第七の感覚。
8ASK
「Apsû and Tiamat」2024年
【読み方】アプスー アンド ティアマト
【意味】メソポタミア神話の創世記とされる、『エヌマ・エリシュ』に登場する神。二神の間ですべての神々を生む。
アプスーは「甘い水(淡水)」、ティアマトは「苦い水(塩水)」を意味する。
8ASK
「Hidden Place」#1 #2 2023年
【読み方】ハイディングプレイス
【意味】何か(自分自身など)を隠すのに適している場所。
「三つの硝子種」展について 小林重予x八尋晋x島崎弥佳子
2023年 10月16日(月)~29日(日) 11:00~20:00 アートスペース貘
誰もがキラキラと光るものに憧れを持っている。今回硝子を素材に活動する3人展を
企画開催致します。制限の中に広がる果てしない自由と無限の多様さに魅かれる島崎、
素材の持つ光の包容力と神秘性にのめり込む八尋、植物をモチーフにした木彫りの一部に
花や種の使者のように光を放たせた小林。硝子表現の一つの方向性を提示します。
アートスペース貘 小田律子
今回の三人展は硝子という素材を通しての繋がりがある三人の展示です。
硝子表現においては多くの場合、多素材との組み合わせが必要になってきます。
三人それぞれの作品においての硝子と多素材の関係性も注目して下さい。
今回の企画では三人の作家の構成においてもコラボ作品の制作工程おいても八尋が構成し統合させる流れとなりまた。
小林重予さんは59歳という若さで2017年に亡くなられらのですが、
生前に交流がありました。
お互い作品性が共通するところを感じていたため、この貘という場のエネルギーでご縁が出来たのだと考えてます。
作品の遺作展や美術館収蔵の作品のための箱作りなどのお手伝いの中で、
彼女の作った行先のなくなった作品パーツが僕のもとへやってくることになります。
もう一つの時間の流れとして、
島崎弥佳子さんはガラス作家の友人で糸島在住で制作、教室等幅広く活動されています。
2020年からでコラボ制作で作品制作を行っています。
ユニット名は「mikabacchi」ミカバッチとして活動開始したところでした。
島崎さんから預かっていたガラス作品を小林重予さんの作品と組み合わせてみようと
制作を始めて間もないタイミングでバクの小田さんからご連絡を頂き、
小林重予さんと私(八尋)でガラス作品を使った展示をしないかという提案を頂きました。
とても不思議なタイミングなのですが、ちょうど島崎さんの硝子作品と小林重予さんの木パーツを組み合わせた構成をしている所で
あったため、硝子で繋がった3人の作家の展示を行いたいとの意向を伝え、それを受け入れて頂きました。
小林重予さんの木彫を主とした作品と繊細な硝子
島崎弥佳子さんの色彩豊かなキャスティング硝子
八尋晋のステンド硝子と陶器や木、フレームの構成をご覧ください。
三人の共同作品と共にそれぞれの作品を展示します。 八尋晋 2023.10
「三の硝子種」
展示が始まりました。
三人の作家の特徴がよく表れた構成に出来ました。
小林重予さんもあちらの世界から納得してくれてる事でしょう。
獏とは福岡の街で歴史のある芸術家のサロンの様な
ギャラリーを併設した喫茶店です。
アートスペース貘というギャラリーは
長年、現代アートを展示してきたギャラリーにおいても
ガラス素材を中心に展示したものは少ないのでないのでしょうか。
島崎さんも福岡での展示よりも県外が多い作家ですし
私もガラスや陶器のスタジオバチとしての展示は
自宅のギャラリー以外では福岡では初めてになります。
小林重予さんとのコラボももちろん初めてになります。
とても新鮮に感じられると思いますよ。
お楽しみください。
オリジナル マグカップを製作しました。
とても良いデザインでスタジオバチのロゴも入っています。
ギャラリーの包装紙やチラシのデザインをやって頂いた
CITRUSのデザイン事務所に依頼しました。
価格は 2000円(税込み価格)+送料となります。
常時ではありませんが、サービスとしてオリジナルコースターが付く
場合があります。
お気軽にお問い合わせください。メールにてのご注文もして頂けます。
お知らせ
スタジオバチギャラリーではアトリエkeiko(太宰府市)の着物を再利用したバックや小物
を展示販売しています。
ご親族が呉服屋であったことで貴重な質の良い着物の素材をお持ちで
それを利用し再生されています。
素敵で洗練された和小物が種類やサイズも沢山がございます。
仕事も綺麗で丁寧に一つ一つの作品が仕上げられています。
和雑貨好きの方、店舗販売の方々も興味のある方はお問い合わせください。
一部の作品を下のフォトスペースで表示できます。
価格と大まかなサイズを確認できますよ。
現在、限定とはなりますが、スタジオバチの陶器やガラス商品を御購入のお客様にアトリエkeiko の特性の袋に入れてお渡ししています。
お知らせします。
2022年5月13日(金)~22日(日)まで シルクロ で展示をします。
10時30分~18時30分 土曜日と日曜日はギャラリーに居ます。
2022年5月14日(土)13時~(予定)はお茶を頂きながら作家本人の作品解説や参加者の質問に答えながら歓談する会を企画しています。
気軽に参加してください。
今回の展示は
八尋晋の過去の木彫作品とスタジオバチのガラスと陶器作品です。
展覧会タイトルは「魂のりれき」です。
幅広で多様な表現をお見せできると思います。
時間の幅でいうと過去の作品から最近制作した陶器やステンドグラスなどになりますし素材の幅でいえば、木、土、ガラスやそれらを合わせたものです。
2021年から始まりましたガラス作家の島崎弥佳子とのステンドガラスをメインとしたのコラボ作品も展示、販売もいたします。
シルクロは松原神社、佐嘉神社に隣接し神社を囲む水路も含めた景色が
とても風情があり、美しい素敵な場所です。
是非ともお越しください。
シルクロ 佐賀市松原2丁目13-19 2階 050 1438 0501
https://twitter.com/gallerycirculo
「魂の履歴」展の挿入文章 2022年5月
文化芸術とは生命活動であるといわれます。
その生命活動の繰り返しの中で蓄積され、精製された形たちが私の造形となります。
その中心のテーマは陰陽、バランス(均衡)循環、共生です。作品を構成する要素なのです。
木彫、陶芸、ステンドグラス、など様々な素材で表現活動を行っています。
近年は伝統的な形態、配色、紋様や祭事から生まれるの形を作品に組み込む手法が特徴的です。
私が自らの創作の目的をどう認識しているかといいますと
自分の記憶庫(=内面情報、アカシックレコード)のカギを開ける事なのです。
そして皆さんの内面世界の道しるべになること。
矛盾するようですが、物質的な外面世界の創作物は内面(意識)世界に入るための一つのカギの様な役割となると思うのです。
カギ(視点、思考方法)とは内面世界に至るの道程においては標識や扉に例える事が出来ると考えます。
イベントのお知らせ 予告の動画
第三回 「かかせておくれ」ーとなりのにいちゃんとおしゃべりー
会場 春吉バルCLUTCH
福岡市中央区春吉2-4-14 2階
時間 2022年1月16日(日) 開演17時~ ネット配信あり
料金 ¥2000 配信視聴料 ¥500
ライブペインティング
アトリエブラヴォー 小林泰寛 高田扶美
八尋晋
音楽ライブ
とんちピクルス zerokichi
第三回 「かかせておくれ」ーとなりのにいちゃんとおしゃべりー
お陰様で無事にイベントを行う事が出来ました。
会場にお越し頂いた方々もインターネットで視聴して頂いた方々も
ありがとうございました。
あっという間の時間の経過で、私の想定した完成までは、まだまだ、
手数が足りなかったのですが、
アトリエブラヴォーの作家の小林さんと高田さんはこれで終了、完成したという認識で、次に切り替わっている様子でした。
さすが、仕事が速くて、ライブ慣れしてるお二人でした。
僕としては実験的なコラボでありましたが、対応力と個性が立ってる
お二人は問題なく自分の魅力を表現しながら、仕上げてくるなといった感想です。
1年単位で時間をかけて作品制作しても面白いものが出来そうな気がしました。
アトリエブラヴォーには魅力的な作家がそろっていますので
今後も色々な関わりが出来れば面白そうですね。
とんちピクルスさんとzerokichiの演奏と歌も素晴らしく、個人的には
もっと聞いていたかったです。
沢山のスタッフの協力でこういったイベントは成り立っているだなと
改めて感じさせられました。
普段は一人で、活動してますので、こういう経験って自分を確認するのに大切なんですよね。
すべての方へ、ありがとうございました。
展覧会のご案内です。
今回は古くからの友人であり、共通する世界観を持ってる zenmai 世利好薇さんの展覧会に参加することになりました。
急遽、決まったのですが、香炉や鉢等の陶器を展示します。
会場となります猪原金物店の速魚川ギャラリーは世利さんの展示を通して知り得た場所ですが、
この場自体がとてつもなく、エナルギーが集まるというか交差するという場所と表現すればいいのか?パワースポットなのです。
龍神様と大変ご縁がある場となりますので、何か展示以上に私自身に意味がありそうな気がしています。
今回が初の試みになりますが、世利さんの絵画と八尋晋、スタジオバチの小立体が強力な磁場エネルギーのもとで
どういった場を創造できるか?私自身も楽しみにしています。。
速魚川ギャラリー
猪原金物店 2021年10月30~ 10時~18時
〒8550045 長崎県島原市上の町912 📞0957 62 3117
猪原金物店ケーブルテレビ https://youtu.be/W0k62LC1YHk
このたび、作品集を作りました。
サイズはA5、25ページです。
1996年~2000年までの木彫作品が掲載されています。
ご購入希望の方は 1,000円(送料込み)で販売します。
作品集希望の旨をメールにてお知らせください。
複数冊、ご希望の方はお知らせください。
(2冊目以上は一部、500円)
メールを確認次第、発送させて頂きます。
送付先住所、氏名を併せてご記入ください。
支払い方法は現時点では口座振り込みのみですが。
その他の方法も利用できるように準備していきます。
よろしくお願いします。
お問い合わせ先 yahiroshin@csf.ne.jp
八男インフィニティ-
数字の形(デザイン)が内包する意味合いを作品化したものです。
漢数字(八)であれば山形の末広がりといわれるように縁起の良い数字として
認識されています。
数字の(8)であれば循環や無限、永遠性を図像から自然と想像します。
人形に作られたのは擬人化した数字の形を表現しています。
着彩された紋様は家紋、神紋のデザイン、またそれに変化をくわえたものです。
紋様を描き込む行為は基本として意識情報を記載しているという
認識のもとに制作しています。
水にも記憶やデータを保持するといわれてますし、
水晶や骨にも記憶データがあるといわれます。
この情報メディアのカギになるパスワードは鑑賞者のそれぞれが
所有してるんでしょうね。
その方の視点に合わせた情報が相互間で発信されるし吸収もされるのだと思います。
キスのシンメトリー 2009年
頭合わせで逆方向に配された中心部分の二つの顔は陰と陽を表し、万物に共通する
バランスを表す。この中心部分から対称に飛び出した形は乳房のようであり、先端部分
はキスをする顔になっている。キスに込められた意味は共感と受容です。乳房は次世
代に与えるための栄養、エネルギーであり愛情である。この曼陀羅の様な形はお互い
を許容し、キスによって繋がる事によって陰陽のエネルギーが循環する様を表現してい
る。
天地眼をもつ言霊 2011年
近年制作の傾向として過去から日本や世界で使われてきた形や文様といったものに
込められた意味や概念を自分の作品に意識的に組み込んでゆく試みをしています。
シンメトリーに配される人物の両眼は「日月眼」といい、左右異なる方向を睨んでいる。
歌舞伎でいう「天地眼」とは呪力のこもる両の眼に超越的な力が込められている。
この対比する形というのは日と月の概念あらわしていて、それはイコールでバランスを
表す。そのバランスが意味することはこの宇宙であり、あらゆる生命が営み、均衡を保つ
世界である。
この日月眼は魔をはらい、宇宙的な生命力の循環を表す。
人物面の裏側には蝶々の形になっている。蝶々は神からの言葉を伝える役割があり、情報
をもたらし、神様のお使いといわれる。
そして舌を出す「アッカンベー」というのは世界各地でみられる魔を降ろす根源的な 表情であるということ。
胎内から出る舌には言霊の力が乗り移るということ。
蝶々の体には眼の文様が全体に配され、これは眼の持つ呪力と蝶々が世界中を回り、 空から幅広い視野で見渡すように、社会を見渡し、未来を見通す力を表す。
無意識に目にしていた一つ一つの形に意味があり、その意味や文化の中に私たちの生活
があるという面白さを再認識すると美術全般(視覚情報)を見る上でとても興味深いものに
なるのではないかなと思っています。
おっぱいサークル 2009年 900x900x60mm コンパネ、アクリルペイント
おっぱいという形は古代から多産の象徴として
デザイン化されてきました。社会の繁栄の象徴でした。
そして女性性の象徴としては和合や平和のイメージを同時に内包します。
おっぱいの形と円形配置の構成。円形は連続性や和、バランス、安定を想像させます。
こういったイメージを図像化したものです。
●雷母の桴 2010年
雷というのは雨を降らせて大地を潤すという事から五穀豊穣という概念を有する。
そして母という存在は次世代を育てる愛情をもった存在といった概念であるので大地を耕し、実りをもたらすという五穀豊穣と共通している。雷と母は同じような意味を持ち、同系統の両概念を組み合わせた言葉は豊穣を強調する表現となる。
桴(ばち)は雷神が持つ太鼓をたたく道具で雷鳴を轟かせ魔を祓い、雨をもたらす。雷神を象徴する大切なアイテムとなる。
うねる雷母の体は龍の様であり、龍というのもまた水脈、エネルギーを表し、人々に富や権力をもたらしてくれる意味をもつ。
福岡の人には馴染み深い太宰府天満宮の菅原道真公は神様としても色々な顔を持っています。
人間である道真公が神として祀られ天満宮信仰となったのも本は怨霊信仰というものが始まりでした。道真公を太宰府に左遷し、権力の中枢から追い出した後、藤原家に起こる災難、特に雷が屋敷に落ちた事は道真を祟り神として祀る大きな動機になったようです。
雷を落としたとして畏れられた道真公は後に雷と雨が大地を育むとして五穀豊穣の神となります。その後、私たちが知っている学問、受験の神として祀られるようになったのです。
●思いの生まれる場所 2011年
思いとはどこからやってくるのか?自分を育てた環境なのか?家族の歴史なのか?
食べ物なのか?すべてなのでしょうが、私自身がなぜこの場所に存在し、生を受け、生きていられるのか?必然なのか?偶然なのか?自分という存在が成立しているのは全ての相互作用なのでしょうが、その相互作用はどこまでが眼に見える力でどこまでが眼に見えない力が及んでいるのか?
私たちはそれを知るにも周りが教えてくれるわけではありませんし、自分を見つめるしかないのです。その自分というものが、まっさらでむき身の様な無垢な自分ではなく、色々な過去や伝統や価値観をまとった状態で向き合うのです。まさに鳳凰をまとった人の様に。
日本では全てにおいて対立する力がバランスを取りながら生を営むといった思想を象徴的な事物に置き換えて認識してきました。
日本文化の象徴的な形態の一つとして鳳凰と龍があります。
鳳凰と龍の関係性は、太陽と大地を象徴し、火と水、太陽と月、天空から俯瞰して物事を見通す力である政治力と大地を潤す力は五穀豊穣をもたらす力というようにそれぞれの形に対して色々な共通する概念をあてはめている。鳳凰と龍の概念の様に両方の力が存在するからこそ
エネルギーの循環が生まれ、安定した世界が生まれるのでしょう。
人の異種混合した者が自己の内面を覗き込もうとする姿は実はその先にある外界の異次元の世界を見ている。宇宙を超越する日月眼と第三の眼である真理眼をもってして。
人型の空洞部分に描かれている雲は八雲といい出雲大社社殿の天井に描かれているものです。そして「尋」という文字もあります。
尋という感じは左と右という漢字が合わさって生まれたもので、左のエの部分は密教の道具でもあるのですが神様を呼び出すための鈴の形で、右の口は祝詞が入っている箱であり、左手に鈴を持ち鳴らし、右手に祝詞の箱をもち、神に唱える。という意味だそうだ。神に尋ねるとい
うことがこの漢字に込められた意味なのです。
日本人が自己を見つめるには八百万の神に対しての「尋」という畏敬の念が必要なのではないだろうか。
内面を見つめるという行為はもう一つの世界に波動を合わせるという事の様に思う。
そして鳳凰の羽根は炎となり、炎は不動明王のように魔を焼き尽くす力を持つ。
人はそれぞれの思いのルーツがある。それは誰もが大切にしなければならない。
つるかめめしべ 2014年
日本では昔から長寿の祝事の場であったり、縁起の良い象徴として使われてきた鶴と亀いう形と概念がある。
これらを一つに組み合わせた。
同系統のイメージとしての女性と花を異種混合(ハイブリット)した。めしべとは女性を表していて生命誕生の源なのです。
彼女たちはこれに加えて日本の伝統的なスタイルである「見ざる」「聞かざる」「言わざる」のポーズを表現している。
沢山の日本らしい形、物語を一つにまとめた形です。これぞ「大和ナデシコ」というかたちではないだろうか。
なんていうまとめでもいいかもしれませんが、実は「つるとかめ」をヘブライがに訳すと
「お守りの形をした」となるそうです。古代中国で亀甲獣骨文字で知られてますが亀甲に文字を刻み焼いて占ういう儀式ですが、古代から亀は占いに使われるくらい神聖で神秘的な存在であったようです。古代からの人の移動それと伴って文化、風習、言葉も日本にもたらされています。鶴と亀という言葉の背景を改めて考えると異文化の血が入ってそうですね。
僕はまず、鶴と亀という言葉がヘブライ系の移民にもたらされ、それが日本で文化として根付く過程で日本語の音と似た動物を当てはめていったというのが自然な流れなのではないかと思います。鶴と亀とはビジュアルよりも言葉の持つ音の方が大切で魔除けの意味があるのかもしれませんね。
酉の呪縛2014
死の予兆 酉の呪縛
自分の創作の意味を考えていた時期の作品となります。
2000年以降は家族を中心に生活を営む環境となります。
自分の存在意義であったり、家族のルーツを調べる中で
祖先が死んだ年の干支によって人数のバラツキがあり、
なぜだか?酉年に沢山の人が亡くなっていたという事実が
データとしてあらわれます。
出てきた事実に何かの規則性みたいなものを感じ、
どういった関係性でこのような事が起こったかの
疑問を整理しその理由を探るというように一つの課題に向き合っていた時期の作品。
火水女男女 2014年
形態としては両方の性の象徴的な男根と乳房の形態を併せ持った人がシンメトリーに
配置されている。これらは絡み合って対峙していて陰陽を表す。
エネルギーの循環を意識してその意味合いに呼応する形としてラセンや雲、8の字、
花、渦を積極的に描きこんだ。
ラセンはDNA構造であり、生命の設計図であり、雲は水の性質を変え循環する様であ
り、8は無限に循環する形であり、花は命を色で表現する。渦は世界共通に昔から使わ
れてきた文様であり、エネルギーの流れであり、繁栄を表す。
八尋殿
ヤヒロドノとは何か?
一部を抜粋しまして掲載させていただきますが、この解説により私の人生において自分の姓の疑問も大部分が解決しました。
和良久( 前田比良聖さんという武道家の方)の解説です。
天津菅曾の活用により光が放射するといわれます。それは「降魔の利剱」といわれ悪魔を降伏させる力をもっています。そして前後上下左右に右旋左旋して動き、その全容たるや「八尋殿(イヤヒロドノ)」を描くといわれます。八尋殿とは、大神様のアマノヌホコの活動により、点を中心に「遠心力と求心力」が同時におこって出来た螺旋の世界のことです。それは内まわり、外まわりして、その旋回して交わる形状がまるで蓮の花のように美しさを保ちつつ拡大し、また凝縮する世界を表現しますので極楽浄土、または「高天原~タカアマハラ」とも言われています。つまり、均衡なる螺旋波動の発生によって、人も場も天国のように清められ、よい気に満たされるのです。
旋回をさせながら動く天津菅曾の動きはまるで竜神のようであり、竜神はすなわち剱であると古来より言われていますのも、このように、螺旋運動して動くからでは無いでしょうか。剱は「螺旋しながら光り輝くもの」という意味をもっています。
天津菅曾学は「魂と体の結合、離散の諸現象を、自在に我々の力の上に応用して行こうという学術」といわれています。剱の波は両刃といわれますが、実際には左右の働きは異なります。棟が「霊」で、刃が「体」となります。霊と体が融合した形が剱なのです。
Jimdoショップ 〒123-4567 東京都港区神道123